ゲームの感想とか

ゲームの感想とか

キューピット・パラサイト ラウルルート感想メモ

結局、しにしょの細かい部分の回収をする前にキュピパラに手を出してしまいました。しかも勢いに任せて2人も攻略してしまいました。計画性がない…… 

 

キュピパラ、正直そこまで期待していなかったのです、割と面白いなと1人目を攻略終えた時点で思っていました。思っていたんですよ。なぜ過去形にしてしまうかというと、まあ2人目のラウルルートが許せないからです。「面白くなかった」じゃなくて、「許せない」のです。

本当に許せない……どうしてこうなってしまったんだ……もうラウルのTrueエンドを終えてから1日は経過しているのにずっとため息がでてしまう。あまりにもあんまりすぎてTrue以外のエンディングを回収できてません。

 

まず初めに、私はラウルのことが嫌いなわけではありません。むしろ個別ルートに入るまで無関心でしたが今ではかなり好きです。だからこそ、この記事を書きます。

 

ラウルルート、とっても好きな展開でした!途中までは!!!

そう、途中までは本当にすごく良かったんですよ。

まず、個別ルートに入って2つ目のイベントで「双方に恋愛感情のないまま体の関係をもつ」がきて頭をガツンと殴られたような衝撃がきました。これって18禁じゃないよね!?!!?と思わずパッケージを5度見しました。17禁でした。

そして体の関係をもったにも関わらず二人の関係がこじれることはなく「恋の先生とその生徒」で突き進む。正直めちゃくちゃ好きな展開です。 こういう展開、すっごく好き……………大好き……………

このイベントの何が最高かって、この展開になるまでの流れが不自然じゃないところなんですよね。愛の伴わない性行為が普通のラウルに、それは普通じゃないと教えるために、まず経験してみようとするリネット。未経験なのに。経験してから「これは違う」と伝えようとるすんですよね。相手を尊重し、恋を大切に思うキューピットが主人公だからこそできる展開ですね… あとここのスチルがすごくえっちで好きです。ラウルルート、この展開から始まるだけあってスチルがえっちなものが社長に比べて多いです。ありがとう! 

あと、この「愛の伴わない性行為」を完全否定しないリネットも素敵なんですよね……恋愛至上主義だったリネットが「こうすることで満たされる人は確かにいる」と理解するの、すごいな~……

そしてここからの二人の関係が変化する流れがすごくいいんですよね!!!社長ルートをやってるときも思ったのですがこのゲーム、恋愛過程がすごくいい味を出してくる。リネットが攻略対象を好きになる流れも丁寧だし、ちょいちょい挟まる攻略対象視点で攻略対象がリネットを好きになる理由も丁寧に理解できるようになっている。 特にラウルルートだと「マフィンが喉に詰まったみたいに」のシーンで、ラウルが眠っている間にリネットが石像で遊んでいたことをラウルが喜んでるシーンがすごく良かったです。今までのラウルの周りにいた女性を考えると、そりゃ~~~リネットに恋しちゃうよな……こんなことがあったら恋しちゃうよな……へへ……………

 

ただ、この後からが少し………いや、だいぶ残念でした。

恋愛過程がここまで丁寧だった分、リネットがキューピットだとラウルにバレた時の流れがちょっと雑に感じました。キューピットであったことの受け入れが早い。社長ルートではこの辺の処理がなかったので気にならなかったのですが、流石に神話大好きなラウルルートでは気になってしまいました。でも、まだここまではまだ大丈夫な方でした。

問題は、遺跡発掘からの展開です。読みながら「なんか…流れ変わったな……」と呟かずにはいられない展開の数々。多少ぶっ飛んでるくらいならまだ大丈夫なのですが、ぶっ飛びすぎでは?神界の獣が登場してきてから真顔で読み進めました。もう神界にラウルが来た時点でオイオイオイオイと突っ込みまくっていたのですが、とどめの突然生えてきたラウルの前世設定。どうして……? やたらラウルがアレキサンダーに詳しいなとは思いましたが、こんな設定を突然受け入れられるほどの伏線ではなかった。そこまで丁寧な伏線ではなかった。 何も受け入れられないままミネルヴァがこの時を待っていたと言い出す。そして何が何だかわからないまま人間界に戻され、いつの間にかアレキサンダーに矢を向けてラウルと世界の平穏を取り戻す。そして気づいたらエンディング。 ジェットコースターか?

 

いまだに疑問なのですが、ラウルの前世設定って必要だったんですか……?途中まで「恋を知らない神話好きの大スターと彼に恋を教えるガチキューピット」という関係だったのに、突然ラウルに前世設定が生えてきてしまい……何もわからなくなった…………

異世界転生もので、突然「私、実はこの世界の住民じゃないんだ…」と明かされる原住民の気持ちってこんな感じなのかな…

前世設定のないラウルじゃ駄目だったんですかね……前世設定がなくても、この二人なら上手くいったと思うんですよ……どうしてこの設定が突然生えてきたのか本当にわからない。天然素材のラウルを愛していたのに…… 途中まで、すごくおいしい海鮮丼を食べて「これ美味しいね!」って言ってたのに、突然ホイップクリームをトッピングされた気分です。許せないです。

 

本当に、途中まではすごく好きなルートでした。これから他のエンディングを回収しますが、Trueがこれだと思うと気が重いです。

社長ルートがとても良かったので、たぶん他にもいいルートがあると信じて次に進みたい。

 

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) スケアクロウルート 感想メモ

バスタフェめっちゃ面白い……すごい。久しぶりにやるから攻略するの時間かかるかな~とか思っていたのに、始めたら面白くて夢中でやってしまい1日かからずに一人攻略できました。決してシナリオが短いとかではないです。本当に面白くてスルスル読めました。

 

さて、ついに真相を除く最後の攻略、クロちゃんルートです。

はっきりと言います。クロちゃんは正直かっこよくないです!でも、そこが良かった!!

クロちゃん、予想どおり友達感覚から発展しての恋愛関係でしたね。クロちゃんの前に攻略していたのがリンボやシュウだったので、常にスマートじゃないクロちゃんを見てニチャニチャと汚い笑みを浮かべながら攻略してました。も~~~本当にかわいい。全然かっこよくない。すごく等身大の愛情をぶつけてくる感じがとても良かったです。

 

そんなスマートじゃないクロちゃんでしたが、抱える問題はかなり重かったですね……いや、割と攻略対象全員が抱えてる問題重いのですが……こう、クロちゃんの社会的立場を考えるとかなり重く感じました。

あと、このルートの構成がすごく良かったです。ルート突入直後に首絞めシーンをチラ見せするのが上手すぎて、その後も夢中になって読み進めることができました。攻略対象が主人公の首を絞めるの最高!!!ありがとう!

 

ついこの間まで死神と少女をやっていたからというのもあるのですが、マジでバスタフェロウズの主要キャラがまともで「狂って……ない……!歪んで……ない!!」と感動しました。今まで攻略してきたルートからもわかってはいたことなんですが、改めて皆まともだな……と感心しました。

特にクロちゃんルートのクロちゃんって精神的にすごく不安定なんですけど、それをクロちゃん自身も周囲も把握していて、クロちゃんはそんな状況から逃げようとしないで向き合って、周囲もそれをサポートしようとしている。こうして書き出してみると当たり前のことなのかもしれないのですが、これってすごく難しいんですよね。それぞれの心が弱いと出来ないことだと思います。あと、それくらい皆の絆が深いんだと実感できてこその展開だと思うので、この関係はバスタフェロウズだからこそできるものだと思いました。すごいなぁ……

クロちゃんって特別心が強いという訳ではないんですよね。むしろ、弱い部分がかなり大きいかもしれない。それでも彼はテウタを傷つけてしまった後にちゃんと自分と向き合うためにサウリ先生のところに相談しに行って、しっかり自分の言葉で「強くなりたい」と口にしたので、とても偉い。すごく偉い…… この、人間的に強くなろうとするクロちゃんはかなりかっこいいと思いました。ときめき…とは違うのですが、光に向かって確実に進んで行こうとする姿勢は胸に来るものがあります。

あとその直後のクロちゃんの言葉から今まで孤独で辛かったことがわかり、彼を支えたい気持ちがぐんと上がりました。

でも!!サウリ先生に相談しに行った後の行動は迂闊すぎてかなり読んでいてハラハラしました。予想どおり殺されそうになっちゃうし……でも、クロちゃんが殺し屋の言う通りに動かなかったらクロちゃんは救われないのでこうするしかないのか……

 

これで真相以外の攻略を終えたわけなんですが、まだ本題の謎が何もわからないの怖すぎますね。私があまり何も考えずに読んでいるからかもしれませんが……

また、クロちゃんルートへの感情が膨らんだら後日追記します。

ここ1週間の記録

ここ1週間、自分なりに頑張ってゲームを消化していたので心の整理も兼ねて記録します。

 

まず、8月25日に以前から家族に勧められていたクロスチャンネルPSP版)という17年前のギャルゲーを早くやれと急かされ「明日からやる」と言ってしまいました。この時点でまだ死神と少女の蒼ルートを終えてないのに。

そして26日に蒼ルートを終えて、感動と戸惑いを味わいながら細かい部分の回収を後回しにしてクロスチャンネルを始める。

27日、クロスチャンネルゼロ年代のノリとセクハラの多さについていけないままプロローグを終える。

28日、ゼロ年代のノリとセクハラに耐えられず残り4人攻略していなかったコルダ3を再開する。

8月29日~9月1日、クロスチャンネルとコルダ3を交互にやり、9月1日にコルダ3を終える。クロスチャンネルも面白いと思えるところまで進める。

 

以上です。こうして見ると、自分にしては結構がんばったと思います。コルダ3も終わったしクロスチャンネルも切りのいい所まで進んだので、次はしにしょの細かい部分の回収とバスタフェの続きをしようかと思います。

蒼ルートをメモも取らずに急いで終わらせてしまったことをかなり後悔しています。でもとても良かったので感想……書けたら書きたいですね……

本当はもう少しゆっくり消化していきたいのですが、新しく買ったキュピパラが気になるのでキュピパラに手を出す前にせめて、しにしょとバスタフェを終わらせたい……

 

次に感想を書くとしたら蒼ルートか死神と少女まとめ感想かバスタフェのクロちゃんだと思います。

死神と少女 日生光ルート感想

様々な書きかけの感想を無視してでもこの感想を書きたかった。日生光ルートの感想です。

死神と少女、1周目の日生光ルートを終えました。

終えてからもう3日経ちますが、未だに心の傷が癒えません。あまりにも傷が深い。この3日間、ずっと日生光に思考を支配されている状態に我慢ならなくて読まずにためていた好きなソシャゲのストーリーやネット小説を読むなどしてなんとか、思考の9割が日生光だった状態を5割くらいに減らすことができました。思考を支配されすぎてる状態だとあまり感想が書けない人間なので…

とりあえず、TrueエンドとBADエンドを回収した状態です。

以下、ネタバレ有の感想です。

 

 

今から書くことは全て日生光の被害者の妬みが混じった感想です。

まず第一印象から、この人が好きだと思いました。軽薄で主人公に甘い言葉を吐いて何を考えているかわからない。その上、物語を進めていく内に明かされる元生徒会長という肩書や、いいところの坊ちゃんということ。全て好きだと思いました。本当に、全ての要素が私好みで、こんな事ってあるんだと感動しました。1周目からこんな好きなキャラに出会ってしまって、この先このゲームを全キャラ攻略できるのかな。途中で挫けたりしないかな。そんな心配を抱いてしまうくらい、好きでした。いや、今でも好きです。とても好きなんです。

そう、だから本当に、彼は酷い。

こんなこと、ありますか?

何も疑いがなかったと言えば嘘になります。でも、こんなことってありますか?最初に書いたとおり、私は本当に傷つきました。今までの彼の甘い言葉、空間、関係、全部なんだったって言うんですか?私が心の底から好きだと思った彼は、一体なんだったんですか?

私は、主人公と自分を切り離して乙女ゲーをやるタイプの人間です。自己投影型のプレイスタイルではありません。でも、自己投影はしなくとも私個人として攻略対象が好ましいかどうかは判断します。主人公との組み合わせを前提として、夢を見させてもらっているのです。

やられた。彼が失踪して真っ先に出てきた感想がこれです。

裏切られたと思いました。本当に彼のことが好きだった。だから本当に驚きました。まさか全てが嘘だったなんて。ルート終盤でこんなことする?と何度も思いました。

どんなに私がショックを受けても、それでも物語は続きます。

ボロボロになった遠野紗夜が夜の港に辿り着き、日生光に再び会います。自分は空っぽだと言う彼の姿をとても美しい思いました。遠野紗夜が一目見たときから手に入れたいと思ったと言う彼の言葉は、何か意味があるようで、何も意味が無いようにも思えました。

彼は、完璧な嘘つきでした。

そして遠野紗夜は、その嘘を心の底から愛していました。

そこからの「貴方の嘘を私にくれますか?」です。

ずるい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ずるい。本当にずるい。彼の嘘を真実にしてしまう遠野紗夜が心の底から羨ましい。妬ましい。私がどんなに夢をみても日生光の何かを本物にすることはできないのに遠野紗夜にはできる。その事実が許せない。日生光にとってのお姫様は遠野紗夜以外にあり得ない。その事実にCP厨の私が大歓喜するとともに夢を見ていた私が死んだのです。

夜の港に一人立っていた彼の姿が忘れられない。彼の言葉一つ一つが、彼の声が、表情が、全て脳に焼き付いている。でも、私は彼の嘘を愛せない。私はずっと日生光に「裏切られた」と思っているんです。でも遠野紗夜は、そんな彼の嘘を愛しているんです。愛せてしまうんです。私にはできない。彼の嘘に救われた遠野紗夜にしか、彼の嘘に愛された遠野紗夜にしかそんな決断はできないんです。くやしい。

 

でも、この二人の関係は本当にすごく不健全だとも思うんですよ。男女の関係の不健全という意味ではなく、人間と人間の関係としての不健全です。だって、日生光は遠野紗夜にとっての「理想の王子様」なんですよ。つまり、本編の中でも言及があったように彼は遠野紗夜にとって、都合のいい存在なんです。遠野紗夜にいい影響を与えるどろこか、今の遠野紗夜を全肯定してしまう存在なんです。まだ個別ルートをやっていない十夜もたいがいですが、日生光はもっと駄目なんじゃないかと思います。遠野紗夜が嘘で塗り固められた彼を選んでいる時点でおしまいのようなものなんですが… あと、いくら遠野紗夜が自分は魔女だったと言っても私は彼女は間違っていると思ってしまいます。だって、彼女だけはこの嘘だらけの物語の真実だったじゃないですか。彼女は本当のお姫様だったじゃないですか。本人は魔女だったとか言ってますが。最後の選択肢で彼の嘘を選ばなかったら、彼女は本物のお姫様のままなんですよ。それなのに「私達、二人とも本物じゃないので」とか言って(言ってない)逃避行しちゃうの、本当にどうかと思うんですよ………………二人にとっては問題解決してるかもしれませんが周囲の人間は何もわからないまま置いてけぼりです。特に夏帆ちゃんなんて本当に可哀相。親友が男に取られたと思ったら突然、親友とその男ごと消えてしまう。可哀相すぎる。紗夜ちゃん、夏帆ちゃんのことが大事ですよとか言ってるけどこの結末のおかげで何も信じられなくなった。親友を捨てるな。

でも、どんなに遠野紗夜の問題点をあげても所詮これは妬みの結果でしかないんです。わかっています。でもさ~~~~~~~~~~~~~~~~紗夜ちゃん本当にどうかと思う……………

でもでもでもでもやっぱりこの二人の関係、どう考えても歪なんですよ。嘘だから当たり前なんですが!でも日生光は嘘の中でしか生きることができないから遠野紗夜が嘘になることを選ぶことでしかこの二人は結ばれなくて……………うーーーーーーーーーーーー…………………………………………………………………………………歪だよ……

私がどう足掻いても日生光の被害者にしかなれないように、このルートの遠野紗夜は嘘つきになることでしか彼の手を取ることができないんですよ……どうして?

 

 

 

まだ書こうと思えば書けますがとりあえずここまでにします。日生光のことばかり書いたのでこれとは別に共通初見の感想でも書こうかな。

これから日生光の言の葉を入力して発生するイベントを見て、また叫びたくなったらこの記事に追記します。

死神と少女、とても面白いです。

遙かなる時空の中で6 里谷村雨ルート 感想メモ

35歳……………

 

もう散々言われてるだろうけど、どうしても意識してしまう35という強烈な数字。私、ネオロマ作品をまだ下天とコルダ3(無印)しかやったことないからわからないけど、なかなか攻略対象の年齢としてお目にかかれる数字じゃないよね…?せいぜい28歳くらいかな~と思ったら7歳も違った。35。本当にびっくりしました。

今まで触れてきた乙女ゲーでそんな高齢の方いたっけ……と、華ヤカの攻略対象の年齢を検索してみたら正様34歳 いたわ……(ちなみに華ヤカは次男四男六男しか攻略したことが無い上に記憶が大分古いので、いつかやり直したい作品です) 月影の神楽坂さんも確か結構なお歳だったよな~と思い検索したら年齢不詳(主人公17歳の二回り近く上) プレイ中は全然気にしなかったけど、かなり歳の差が……ありますね…… 

というわけで、今まで触れてきたゲームと比較するとまあ、同じような歳なのでセーフです(?)

……私はセーフ判定を出せたのですが、まあ村雨さん本人はアウト判定を下していたのでかなり「俺はやめておけ」オーラを出しまくるし言葉にする。そこがよかった!そう、その言葉一つがあるかどうかで印象がだいぶ変わる。村雨さんがちゃんと良識ある大人で良かったです。

 

歳の話はやめて内面の話をします。

ここまでずるい大人だとは聞いてない

……村雨さんを攻略する前に姉から「村雨さんはずるい大人だよ」とあらかじめ聞いていたのですが、本当に「こんなにずるい大人とは聞いてませんが!?!!?!?」とキレました。キレながら萌えてました。はい。

いやだって、こんな、こんなずるい大人いるの????ってくらいずるい(語彙力無)梓ちゃんが村雨さんに惹かれちゃうの仕方ないよな……

 

設定もイベントも美味しい上に、村雨さん自体が魅力的なので惚れてしまうのは仕方ないです。素直に白旗をあげて降参しました。

まず村雨さん、気障な台詞を言葉にしてから恥ずかしくなって「やっぱ今のは無し」にするの可愛すぎませんか!?めちゃくちゃ可愛い……こっちまで恥ずかしくなりますよそれ……しかもこれ、一度だけじゃなくて何度もやってくるので本当に村雨さんどうしてくれるんですか

村雨さん、かなり最初から梓ちゃんのことを梓ちゃんとして見てくれるし梓ちゃんにとって居心地のいい空間を作ってくれるので本当に最初のあたりから私の中で村雨さんへの好感度が高かったです。

あと、村雨さんルートはモブが賑やかで楽しかったです。私はモブが賑やかだと嬉しくなる。梓ちゃんがモブにナンパされるイベントで村雨さんが「お手つき」と言うのも、その意味を聞かれて誤魔化すのも、ずっるいですよね……

村雨さんが常識ある大人として梓ちゃんと距離を作ろうとするので、梓ちゃんがグイグイ攻めているのも良かったです。かなり無自覚にグイグイいってる部分もあるのが最高。かわいい。村雨さん相当困ったんだろうな~…

村雨さんのイベント、本当に美味しいものが多くて良かった……夏祭りのイベントがどのルートよりも輝いていてすごく好きでした。あの夏祭り特有の浮かれた感じが堪らなかったです。あと事故チューの後の梓ちゃんと村雨さんの反応とやり取りがすごく良かった!ここのやり取りがいい味を出していたからこそ、これより後のイベントも輝いていたな~と思いました。

村雨さんが梓ちゃんに「俺への気持ちは忘れろ」と言うイベントもすごく良かった……このイベントの梓ちゃんのいい女っぷりと村雨さんのずるさの組み合わせが最高に良い。「もう会うのさえ嫌ならそう言ってください」と言う梓ちゃんに何も言わない村雨さん。どうして黙るのかと聞く梓ちゃんに「嫌じゃないからだ」と返す村雨さん。は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~好きだ……………… さらにその後に「大人ってのはずるいもんでな。今ここで、あんたを優しく抱きしめてやることだって簡単にできる」と言ってしまうの、ほんっっっっっっっっっっとずるい。ここに骨を埋めて永遠にこのずるい大人成分を吸いたい。

 

 

 とことんずるい大人を見せつけられて村雨さんのことめちゃくちゃ好きになってしまったのですが、流石に最後のプロポーズは衝撃的でした。いや、これまで散々気障な台詞を浴びてきましたがまさか、主人公の名前をタイトルにした小説でプロポーズするとは思いませんでした。気障というか、この人めちゃくちゃ浮かれてる!!!!と思いましたね…… しかもこの小説、梓ちゃんだけが読むのではなく世間に公開しちゃってるし浮かれまくりですよ。すごい…すべての壁を乗り越えて怖いものなしになってる……………

創作をしたことある人は特にわかると思いますが、本当に自作小説でプロポーズは気が狂ってますよ……………まあそれでも二人とも幸せそうで何よりです……