ゲームの感想とか

ゲームの感想とか

2021年にプレイしたゲーム振り返り

フォロワーが今年プレイしたゲームをまとめていたものを読んだら元気になったので、今年あまり完走できたゲームないけど私も振り返ります。

乙女ゲーボブゲギャルゲ18禁ゲームもそれ以外も入っています。あと途中で積んでるものも。

来年はもう少し積極的にゲームをやりたいです。

ストーリーを楽しむのに致命的にならない程度のネタバレが含まれます。

 

目次

金色のコルダ4
ルチアーノ同盟 3章
Muse Dash
マリオカート8 デラックス
バディミッションBOND
女王蜂の王房 輝夜編(18禁)
クリプト・オブ・ネクロダンサー
魔法使いの夜
十三機兵防衛圏
シヴィライゼーションⅥ
ペーパーマリオ オリガミキング
贄の町(18禁)
ポケモン ブラック
ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart

 

金色のコルダ4

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関東から関西へ受験生を毎週連れまわしてコンサートを開ける乙女ゲーム
榊先輩(医学部志望)は主人公に怒っていい。

 

金色のコルダ3の続編です。3で主人公達が全国優勝を果たした後の世界。

3で争い合った人達を仲間としてコンサートメンバーに加えることが出来るのはとても楽しかった。恋愛イベントも攻略対象同士の会話もたくさんあって回収しがいがありました。


あと慰め告白とかいう、攻略対象に告白して振られた主人公を慰めながら告白する(例:「俺じゃだめかな」)別の攻略対象が見られる三角関係システムが最高なゲームでもありました。

三角関係が大好きな人間なので私は大喜びしながら好きな三角関係を作って遊びました。三角関係が苦手な人は慰め告白は無いものとして遊んだほうがいいと思います。慰め告白を狙わなくても十分、乙女ゲームとして出来が良いしボリュームたっぷりなので楽しめます。

慰め告白というシステム上、ほぼ全攻略キャラに振られることができたので今までにないくらい必死に乙女ゲームを攻略しました。好きな男に振られたい願望がある人にもおすすめです。

 

ルチアーノ同盟 3章

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当たり障りがなく人数が多く映っている画像を選んだらこれになった。ウーごめん。

1月からずっとキングに振り回されていた。
ニコニコアツマールでプレイできる無料ゲームです。


このゲーム毎週なにかしら更新があったり、更新がないかと思えばTwitter公式アカウントで供給があったりして今までハマってきたジャンルの中でもかなり忙しい方だと思います。
いや、供給が常にあってオタクの脳内が忙しいだけで、ゲーム自体は全然忙しくないです。周回が苦手な私でもできるのでストーリーを読むことは大変じゃないです。

1~2章のキャラも魅力的でしたが、3章で追加されたキャラもとても素敵で面白かったです。
3章でも結局謎は謎のままだったり逆に謎が増えたりしましたが、プレイヤーに詳しく明かされないのに明言されているよくわからない人間関係や、新たに明かされた過去と現在の結びつき等、様々なものが味わえてとても楽しい1年でしたね……

来年の1月25日から4章が始まるらしいのでとても楽しみです。

 

Muse Dash

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かわいい女の子とリズムゲーの組み合わせ。ソシャゲ以外で音ゲーがしたくて買いました。

 

曲がたくさんある。日本の曲もたくさんあるけど割と韓国などの曲も多い。あと色んなところとコラボする。今年は東方とコラボしていました。演出が凝っていてすごく良かったです。

過去にドーナドーナとコラボしていたみたいで、全然ゲーム知らないで曲をプレイしてみたらすごく曲が好みでした。というわけでMuseDashがきっかけで家族からドーナドーナを借りました。今年中にやるつもりだったけど全然積みが消化できなかったので来年あたりにプレイしたいです。

 

マリオカート8 デラックス

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家族全員ゲームが好きなのにマリカーが家に無いの、不思議だな……と思って買いました。Switchのゲーム2本チケットには大変お世話になっています。

 

全然やりこんでないけど、これを買ってから時々家族が「今日マリカーしない?」と誘ってくれるので家族と遊ぶ機会が増えました。買って良かったです。あとやっぱ普通に楽しい。

甲羅や爆弾が綺麗にキマると気分がいい。下手だけど風船バトルが好きです。

 

バディミッションBOND

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信頼のフォロワーがTwitterで熱く語っていたので気になって買いました。丁度チケットもあったので。

 

今年プレイしてよかったゲームは?って聞かれたらこれって答えるくらい満足度が高いゲームでした。

ゲームとしてストレスを感じる部分が多少あるんですが、それを乗り越えてでも全コンプリートしてほしいゲーム。
「全コンプリート」と聞くと大変そうに感じるかもしれないのですが、このゲームは読み物を全て読んだら全コンプリートできます。普通のRPGなどの全コンプリートのような途方もない物ではないです。

キャラクターが魅力的だったり村田先生のめちゃくちゃ上手いイラストがたくさん見れたりストーリーがとても面白かったり台詞や表情の差分がたくさんあったりと、褒めるところがたくさんあるのですが、このゲームはとにかく読みものが多くてすごい。情報量がすごい、というのもありますが情報の出し方が素晴らしい。情報開示の段階を踏むのがとても上手いです。

もしかしたら読みものが多くて怠く感じる方もいるかもしれないのですが、このテキストの多さは恐らく必要最低限の量です。このストーリーの魅力を最大限に引き出す必要最低限の量。
正直、全コンプリートしたらシナリオに関しての不満は一切なくなるくらい必要な情報が全て詰まっています。

情報が明かされすぎることも無く、しかし明かされなくて不満に思うことも無いです。

あくまで個人の感想なので人によっては違うかもしれませんが、非常によく練られたストーリーでした。

 

 

女王蜂の王房 輝夜編(18禁)

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王女が追放された先で輪姦されまくっていたら王城で地位のある下衆に拾われて下衆に強姦されながら女王に返り咲くのを目指すゲーム

 

画像のシーンは王女がこの下衆に洗脳されて下衆を自分の兄だと思い込まされていたことに気づいてキレてるシーン。この数秒後にこの下衆に殺される。ちなみにこれがプロローグです。
洗脳から始まる乙女ゲームは初めてでした。たくさんあったら怖いからたくさん無くていい。

めのう編をプレイしていないのですが、どう考えても主人公である輝夜様と、この皇樹(すめらぎ)という下衆が好きだったので購入。
予想どおり好みど真ん中の男女でこのゲームを終えてからもずっとこの二人良かったな……と思い返しています。

この皇樹という男、王女様が女王になるのを支える代わりにもし王女様が女王になれなかったら王女様の子宮を私にくださいとかいうキモい発言をマジでするし本当に子宮を取る。物理的に。有言実行がすぎる。
キモい怖い意味が分からないの3コンボを綺麗に決めてくる男でとても良かったです。

主人公の輝夜様も、私好みの苦しい苦しいと言いながら茨の道を突き進むタイプの女ですごくよかった。今年出会った女性キャラで一番好き。不遜な態度がたまらない。

グロ描写があります。叫ぶタイプのグロなのでプレイしてる時かなり読むのが辛いシーンがあったりした。

 

 

クリプト・オブ・ネクロダンサー

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リズムに乗りながら移動してダンジョンを攻略するゲーム

 

2020年もプレイしていたけど通常モードをやっとクリアしたので。

リズムゲーだから曲がいいし、何よりこの「リズムに乗りながら移動する」というのがとても楽しい。敵もリズムに乗りながら殺しに来る。
敵に5体くらい囲まれると脳の処理が追い付かなくて私がギャーギャー騒いで死ぬ。楽しい。

たぶんこれは実況を見ても難しさや楽しさがわかりにくいゲームだと思います。
曲がサブスクにあったりするので曲を聴いてみて気に入ったらやってみるといいかもしれません。

ギャーギャー騒ぎながらリズムゲーやりたい人におすすめ。

 

 

魔法使いの夜

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サウンドトラックのジャケット。これ見て興味を持ちました。

家族にやってほしいと言われて手をつけたもの。
ついこの間に映画化が決定したらしいです。

 

これはまだ途中です。1.5章までしかできてません。ストーリーもキャラクターも全然まだよくわからない。
わからないけど、ノベルゲーとして異常なくらい出来がいいのはまだ1.5章なのに理解しました。これが2012年の作品ってマジですか?

選択肢がこの先あるのかわからないのですが、1.5章まではありませんでした。読むゲームです。……いや、「読む」だけで表現していいのかな…… 画面がすごく動くんですよね、このゲーム。ノベルゲームってなんだっけ?と思うくらい動く。だからどちらかというと、「見る」ゲームかもしれないです。

背景も立ち絵も全部綺麗で、画面の表現すべて良かった気がします。まだ1.5章までしかやってないのにこんなに褒めてしまう。とても贅沢なノベルゲーだと思いました。

家族がクリアするまでサントラを貸してくれないらしいので頑張ってクリアしたいです。

 

 

十三機兵防衛圏

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名作SFゲームと話題のゲーム。
体験版をプレイしただけでも面白さがわかる。

 

こちらもまだ途中です。ストーリー全然読めてない。
戦闘が楽しくてストーリーを放ってしまっている。でも確かもうストーリーを読まないと次の戦闘ができなくなってしまったので読まなければ……

水彩の魅力的なイラストと迫力のある画面、自由度がかなりある戦闘システムに奥が深そうなストーリー。まだ少ししかできていませんが既に面白いです。

クリアするのが楽しみなゲームのうちの一つです。今度の春にSwitchに来るらしいのでそれまでにクリアしてSwitchでプレイした人たちの感想を楽しみたい。

 

 

シヴィライゼーション

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時間泥棒と名高い陣地取り名作ゲーム
絶対に面白いんだろうなと思いつつ、時間が溶けるのが怖くて買えていなかったものです。

 

時間泥棒というのは本当でしたね。実はまだこのゲーム、1回しかプレイしていないのですが、1回目が11時間以上かかってしまい怖くて2回目ができていません。
でもめちゃくちゃ楽しかったので、時間のある時にまたやりたいです。

世界史の知識がしっかりと頭に入った状態でプレイしたらもっと楽しい気がしました。

 

 

ペーパーマリオ オリガミキング

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かわいい見た目で怖いことがたくさん起きるゲーム

任天堂が紙でできるグロを本気で考えたのかな、という感じ。

 

これも途中です。今、海に潜って試練をやっているところです。め~ちゃくちゃ面白い。そしてかわいい。あと怖い。

最初からずっと様々なキノピオに人権がなくてすごい。人権のないキノピオたちを救っているはずなのに救ったキノピオから「暇なんですか?」みたいなことを言われるのすごく楽しいです。

ストーリーも戦闘も楽しくて、悩んだけど買って良かったな~と思います。
敵キャラが文房具なんですが、うっかり穴あきパッチンに萌えてしまい黄色の穴あきパッチンが欲しくなりました。たぶんこの先の敵キャラでも萌えてしまうんだろうな~~~!文房具でキャラ萌えする異常者になってしまう気がして怖気づいている。

 

 

贄の町(18禁)

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死人の世界に生きたまま迷い込んだ主人公がグロホラーに怯えながら現世に帰る方法を探すゲーム

 

死人の世界だから、主人公以外はみんな死に放題!
攻略対象4人は植物状態で、肉体は現世にあるけど精神だけ死人の世界に来ている状態です。

地雷になりそうな要素がふんだんに使われているBLゲームでした。強姦とか欠損とか色々あります。罪深い性癖をお持ちの方に優しい世界なので罪深い性癖持ちの自覚がある人におすすめです。
グロが多いと聞いていたので完走できるか心配でしたが、このゲームのおかげで叫びが少なければグロがいけるとわかりました。自分の弱点理解が深まり助かった……

BADエンド以外にエンディングが各自2種類、帰還エンドと滞在エンドがあります。この2つのエンディングの差による幸福の定義の揺らぎがとても面白くて切なくて、情緒がめちゃくちゃになりました。

攻略キャラもとても素敵なので、上の情報を読んだうえで気になる方はぜひ公式HPで調べてみてください。
↓贄の町公式サイト
http://zombilica.com/games/nienomati/index.html

 

 

ポケモン ブラック

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去年にGOTCHA!を見て
「この緑色の髪の虚ろな目をした人、かっこいいね」って言ったら「Nを知らない!?」と大変驚かれた。好きそうってすごい言われた。そうだね。

 

これも途中です。
1年くらいNのこと好きそうだけど令和にNに萌えるの怖いよと言って逃げてました。でもどうしてもNが気になって中古で購入。

ゲームは好きだけどポケモンに全然触れたことがない人生だったのでポケモンのキャラのことなーんも知らない人です。というかポケモン世界のこともよく理解していなかった。

よく理解していなかったからポケモンバトルで勝っても相手のポケモンが手に入らないことにショックだったし野良のポケモンとバトルしても相手が命乞いしないことを不思議がっていた(殺しではないと気づいていなかった)

あとNで萌える予定でプレイし始めたのに主人公のトウヤくんがめちゃくちゃかっこよくてびっくりした。ポケモンで主人公萌えしたくなさすぎて、トウヤくんのかっこいいカットインが入るたびに「Nで萌える」と唱えていたりした。いや本当にかっこよくて困る……


問題のNは予想どおり、すごく好きそうですね。いやまだ好きかどうかわからないんですけど……でもすごく思想が強くて怖くていいな、と思います。でもそれ空っぽなんじゃ……トウヤくんと友達になったほうがいいんじゃないかな……とか不安に思ったり心配に思うことは色々あります。

 

あとプラズマ団がすごく面白い。入団して破滅するところが見たいです。

 

ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart

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待ちに待ったときメモGSの最新作。すごく楽しい。これを待ってた。

 

これもまだ2人目の途中です。でもすごく楽しい。
ときメモの楽しさって、こう、どう伝えたらいいんだろうな…

ときメモって、高校3年間で地道にステータスを上げつつ、部活やバイトも頑張って、デートを繰り返してエンディングを迎える。たったこれだけなんですよね。
でも、この3年間がとてつもなく楽しい。日常の少しづつの変化を楽しめるゲームです。

最初に攻略したのが王子キャラの風真玲太だったんですが、こんなに結婚願望が強くて思い込みの激しい男が王子ですごく嬉しいです。申し訳ないけど所々で執念がすごくて笑ってしまった。

他のキャラも魅力的でイベント集めるのがとても楽しみです。

キューピット・パラサイト ラウルルート感想メモ

結局、しにしょの細かい部分の回収をする前にキュピパラに手を出してしまいました。しかも勢いに任せて2人も攻略してしまいました。計画性がない…… 

 

キュピパラ、正直そこまで期待していなかったのです、割と面白いなと1人目を攻略終えた時点で思っていました。思っていたんですよ。なぜ過去形にしてしまうかというと、まあ2人目のラウルルートが許せないからです。「面白くなかった」じゃなくて、「許せない」のです。

本当に許せない……どうしてこうなってしまったんだ……もうラウルのTrueエンドを終えてから1日は経過しているのにずっとため息がでてしまう。あまりにもあんまりすぎてTrue以外のエンディングを回収できてません。

 

まず初めに、私はラウルのことが嫌いなわけではありません。むしろ個別ルートに入るまで無関心でしたが今ではかなり好きです。だからこそ、この記事を書きます。

 

ラウルルート、とっても好きな展開でした!途中までは!!!

そう、途中までは本当にすごく良かったんですよ。

まず、個別ルートに入って2つ目のイベントで「双方に恋愛感情のないまま体の関係をもつ」がきて頭をガツンと殴られたような衝撃がきました。これって18禁じゃないよね!?!!?と思わずパッケージを5度見しました。17禁でした。

そして体の関係をもったにも関わらず二人の関係がこじれることはなく「恋の先生とその生徒」で突き進む。正直めちゃくちゃ好きな展開です。 こういう展開、すっごく好き……………大好き……………

このイベントの何が最高かって、この展開になるまでの流れが不自然じゃないところなんですよね。愛の伴わない性行為が普通のラウルに、それは普通じゃないと教えるために、まず経験してみようとするリネット。未経験なのに。経験してから「これは違う」と伝えようとるすんですよね。相手を尊重し、恋を大切に思うキューピットが主人公だからこそできる展開ですね… あとここのスチルがすごくえっちで好きです。ラウルルート、この展開から始まるだけあってスチルがえっちなものが社長に比べて多いです。ありがとう! 

あと、この「愛の伴わない性行為」を完全否定しないリネットも素敵なんですよね……恋愛至上主義だったリネットが「こうすることで満たされる人は確かにいる」と理解するの、すごいな~……

そしてここからの二人の関係が変化する流れがすごくいいんですよね!!!社長ルートをやってるときも思ったのですがこのゲーム、恋愛過程がすごくいい味を出してくる。リネットが攻略対象を好きになる流れも丁寧だし、ちょいちょい挟まる攻略対象視点で攻略対象がリネットを好きになる理由も丁寧に理解できるようになっている。 特にラウルルートだと「マフィンが喉に詰まったみたいに」のシーンで、ラウルが眠っている間にリネットが石像で遊んでいたことをラウルが喜んでるシーンがすごく良かったです。今までのラウルの周りにいた女性を考えると、そりゃ~~~リネットに恋しちゃうよな……こんなことがあったら恋しちゃうよな……へへ……………

 

ただ、この後からが少し………いや、だいぶ残念でした。

恋愛過程がここまで丁寧だった分、リネットがキューピットだとラウルにバレた時の流れがちょっと雑に感じました。キューピットであったことの受け入れが早い。社長ルートではこの辺の処理がなかったので気にならなかったのですが、流石に神話大好きなラウルルートでは気になってしまいました。でも、まだここまではまだ大丈夫な方でした。

問題は、遺跡発掘からの展開です。読みながら「なんか…流れ変わったな……」と呟かずにはいられない展開の数々。多少ぶっ飛んでるくらいならまだ大丈夫なのですが、ぶっ飛びすぎでは?神界の獣が登場してきてから真顔で読み進めました。もう神界にラウルが来た時点でオイオイオイオイと突っ込みまくっていたのですが、とどめの突然生えてきたラウルの前世設定。どうして……? やたらラウルがアレキサンダーに詳しいなとは思いましたが、こんな設定を突然受け入れられるほどの伏線ではなかった。そこまで丁寧な伏線ではなかった。 何も受け入れられないままミネルヴァがこの時を待っていたと言い出す。そして何が何だかわからないまま人間界に戻され、いつの間にかアレキサンダーに矢を向けてラウルと世界の平穏を取り戻す。そして気づいたらエンディング。 ジェットコースターか?

 

いまだに疑問なのですが、ラウルの前世設定って必要だったんですか……?途中まで「恋を知らない神話好きの大スターと彼に恋を教えるガチキューピット」という関係だったのに、突然ラウルに前世設定が生えてきてしまい……何もわからなくなった…………

異世界転生もので、突然「私、実はこの世界の住民じゃないんだ…」と明かされる原住民の気持ちってこんな感じなのかな…

前世設定のないラウルじゃ駄目だったんですかね……前世設定がなくても、この二人なら上手くいったと思うんですよ……どうしてこの設定が突然生えてきたのか本当にわからない。天然素材のラウルを愛していたのに…… 途中まで、すごくおいしい海鮮丼を食べて「これ美味しいね!」って言ってたのに、突然ホイップクリームをトッピングされた気分です。許せないです。

 

本当に、途中まではすごく好きなルートでした。これから他のエンディングを回収しますが、Trueがこれだと思うと気が重いです。

社長ルートがとても良かったので、たぶん他にもいいルートがあると信じて次に進みたい。

 

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) スケアクロウルート 感想メモ

バスタフェめっちゃ面白い……すごい。久しぶりにやるから攻略するの時間かかるかな~とか思っていたのに、始めたら面白くて夢中でやってしまい1日かからずに一人攻略できました。決してシナリオが短いとかではないです。本当に面白くてスルスル読めました。

 

さて、ついに真相を除く最後の攻略、クロちゃんルートです。

はっきりと言います。クロちゃんは正直かっこよくないです!でも、そこが良かった!!

クロちゃん、予想どおり友達感覚から発展しての恋愛関係でしたね。クロちゃんの前に攻略していたのがリンボやシュウだったので、常にスマートじゃないクロちゃんを見てニチャニチャと汚い笑みを浮かべながら攻略してました。も~~~本当にかわいい。全然かっこよくない。すごく等身大の愛情をぶつけてくる感じがとても良かったです。

 

そんなスマートじゃないクロちゃんでしたが、抱える問題はかなり重かったですね……いや、割と攻略対象全員が抱えてる問題重いのですが……こう、クロちゃんの社会的立場を考えるとかなり重く感じました。

あと、このルートの構成がすごく良かったです。ルート突入直後に首絞めシーンをチラ見せするのが上手すぎて、その後も夢中になって読み進めることができました。攻略対象が主人公の首を絞めるの最高!!!ありがとう!

 

ついこの間まで死神と少女をやっていたからというのもあるのですが、マジでバスタフェロウズの主要キャラがまともで「狂って……ない……!歪んで……ない!!」と感動しました。今まで攻略してきたルートからもわかってはいたことなんですが、改めて皆まともだな……と感心しました。

特にクロちゃんルートのクロちゃんって精神的にすごく不安定なんですけど、それをクロちゃん自身も周囲も把握していて、クロちゃんはそんな状況から逃げようとしないで向き合って、周囲もそれをサポートしようとしている。こうして書き出してみると当たり前のことなのかもしれないのですが、これってすごく難しいんですよね。それぞれの心が弱いと出来ないことだと思います。あと、それくらい皆の絆が深いんだと実感できてこその展開だと思うので、この関係はバスタフェロウズだからこそできるものだと思いました。すごいなぁ……

クロちゃんって特別心が強いという訳ではないんですよね。むしろ、弱い部分がかなり大きいかもしれない。それでも彼はテウタを傷つけてしまった後にちゃんと自分と向き合うためにサウリ先生のところに相談しに行って、しっかり自分の言葉で「強くなりたい」と口にしたので、とても偉い。すごく偉い…… この、人間的に強くなろうとするクロちゃんはかなりかっこいいと思いました。ときめき…とは違うのですが、光に向かって確実に進んで行こうとする姿勢は胸に来るものがあります。

あとその直後のクロちゃんの言葉から今まで孤独で辛かったことがわかり、彼を支えたい気持ちがぐんと上がりました。

でも!!サウリ先生に相談しに行った後の行動は迂闊すぎてかなり読んでいてハラハラしました。予想どおり殺されそうになっちゃうし……でも、クロちゃんが殺し屋の言う通りに動かなかったらクロちゃんは救われないのでこうするしかないのか……

 

これで真相以外の攻略を終えたわけなんですが、まだ本題の謎が何もわからないの怖すぎますね。私があまり何も考えずに読んでいるからかもしれませんが……

また、クロちゃんルートへの感情が膨らんだら後日追記します。

ここ1週間の記録

ここ1週間、自分なりに頑張ってゲームを消化していたので心の整理も兼ねて記録します。

 

まず、8月25日に以前から家族に勧められていたクロスチャンネルPSP版)という17年前のギャルゲーを早くやれと急かされ「明日からやる」と言ってしまいました。この時点でまだ死神と少女の蒼ルートを終えてないのに。

そして26日に蒼ルートを終えて、感動と戸惑いを味わいながら細かい部分の回収を後回しにしてクロスチャンネルを始める。

27日、クロスチャンネルゼロ年代のノリとセクハラの多さについていけないままプロローグを終える。

28日、ゼロ年代のノリとセクハラに耐えられず残り4人攻略していなかったコルダ3を再開する。

8月29日~9月1日、クロスチャンネルとコルダ3を交互にやり、9月1日にコルダ3を終える。クロスチャンネルも面白いと思えるところまで進める。

 

以上です。こうして見ると、自分にしては結構がんばったと思います。コルダ3も終わったしクロスチャンネルも切りのいい所まで進んだので、次はしにしょの細かい部分の回収とバスタフェの続きをしようかと思います。

蒼ルートをメモも取らずに急いで終わらせてしまったことをかなり後悔しています。でもとても良かったので感想……書けたら書きたいですね……

本当はもう少しゆっくり消化していきたいのですが、新しく買ったキュピパラが気になるのでキュピパラに手を出す前にせめて、しにしょとバスタフェを終わらせたい……

 

次に感想を書くとしたら蒼ルートか死神と少女まとめ感想かバスタフェのクロちゃんだと思います。

死神と少女 日生光ルート感想

様々な書きかけの感想を無視してでもこの感想を書きたかった。日生光ルートの感想です。

死神と少女、1周目の日生光ルートを終えました。

終えてからもう3日経ちますが、未だに心の傷が癒えません。あまりにも傷が深い。この3日間、ずっと日生光に思考を支配されている状態に我慢ならなくて読まずにためていた好きなソシャゲのストーリーやネット小説を読むなどしてなんとか、思考の9割が日生光だった状態を5割くらいに減らすことができました。思考を支配されすぎてる状態だとあまり感想が書けない人間なので…

とりあえず、TrueエンドとBADエンドを回収した状態です。

以下、ネタバレ有の感想です。

 

 

今から書くことは全て日生光の被害者の妬みが混じった感想です。

まず第一印象から、この人が好きだと思いました。軽薄で主人公に甘い言葉を吐いて何を考えているかわからない。その上、物語を進めていく内に明かされる元生徒会長という肩書や、いいところの坊ちゃんということ。全て好きだと思いました。本当に、全ての要素が私好みで、こんな事ってあるんだと感動しました。1周目からこんな好きなキャラに出会ってしまって、この先このゲームを全キャラ攻略できるのかな。途中で挫けたりしないかな。そんな心配を抱いてしまうくらい、好きでした。いや、今でも好きです。とても好きなんです。

そう、だから本当に、彼は酷い。

こんなこと、ありますか?

何も疑いがなかったと言えば嘘になります。でも、こんなことってありますか?最初に書いたとおり、私は本当に傷つきました。今までの彼の甘い言葉、空間、関係、全部なんだったって言うんですか?私が心の底から好きだと思った彼は、一体なんだったんですか?

私は、主人公と自分を切り離して乙女ゲーをやるタイプの人間です。自己投影型のプレイスタイルではありません。でも、自己投影はしなくとも私個人として攻略対象が好ましいかどうかは判断します。主人公との組み合わせを前提として、夢を見させてもらっているのです。

やられた。彼が失踪して真っ先に出てきた感想がこれです。

裏切られたと思いました。本当に彼のことが好きだった。だから本当に驚きました。まさか全てが嘘だったなんて。ルート終盤でこんなことする?と何度も思いました。

どんなに私がショックを受けても、それでも物語は続きます。

ボロボロになった遠野紗夜が夜の港に辿り着き、日生光に再び会います。自分は空っぽだと言う彼の姿をとても美しい思いました。遠野紗夜が一目見たときから手に入れたいと思ったと言う彼の言葉は、何か意味があるようで、何も意味が無いようにも思えました。

彼は、完璧な嘘つきでした。

そして遠野紗夜は、その嘘を心の底から愛していました。

そこからの「貴方の嘘を私にくれますか?」です。

ずるい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ずるい。本当にずるい。彼の嘘を真実にしてしまう遠野紗夜が心の底から羨ましい。妬ましい。私がどんなに夢をみても日生光の何かを本物にすることはできないのに遠野紗夜にはできる。その事実が許せない。日生光にとってのお姫様は遠野紗夜以外にあり得ない。その事実にCP厨の私が大歓喜するとともに夢を見ていた私が死んだのです。

夜の港に一人立っていた彼の姿が忘れられない。彼の言葉一つ一つが、彼の声が、表情が、全て脳に焼き付いている。でも、私は彼の嘘を愛せない。私はずっと日生光に「裏切られた」と思っているんです。でも遠野紗夜は、そんな彼の嘘を愛しているんです。愛せてしまうんです。私にはできない。彼の嘘に救われた遠野紗夜にしか、彼の嘘に愛された遠野紗夜にしかそんな決断はできないんです。くやしい。

 

でも、この二人の関係は本当にすごく不健全だとも思うんですよ。男女の関係の不健全という意味ではなく、人間と人間の関係としての不健全です。だって、日生光は遠野紗夜にとっての「理想の王子様」なんですよ。つまり、本編の中でも言及があったように彼は遠野紗夜にとって、都合のいい存在なんです。遠野紗夜にいい影響を与えるどろこか、今の遠野紗夜を全肯定してしまう存在なんです。まだ個別ルートをやっていない十夜もたいがいですが、日生光はもっと駄目なんじゃないかと思います。遠野紗夜が嘘で塗り固められた彼を選んでいる時点でおしまいのようなものなんですが… あと、いくら遠野紗夜が自分は魔女だったと言っても私は彼女は間違っていると思ってしまいます。だって、彼女だけはこの嘘だらけの物語の真実だったじゃないですか。彼女は本当のお姫様だったじゃないですか。本人は魔女だったとか言ってますが。最後の選択肢で彼の嘘を選ばなかったら、彼女は本物のお姫様のままなんですよ。それなのに「私達、二人とも本物じゃないので」とか言って(言ってない)逃避行しちゃうの、本当にどうかと思うんですよ………………二人にとっては問題解決してるかもしれませんが周囲の人間は何もわからないまま置いてけぼりです。特に夏帆ちゃんなんて本当に可哀相。親友が男に取られたと思ったら突然、親友とその男ごと消えてしまう。可哀相すぎる。紗夜ちゃん、夏帆ちゃんのことが大事ですよとか言ってるけどこの結末のおかげで何も信じられなくなった。親友を捨てるな。

でも、どんなに遠野紗夜の問題点をあげても所詮これは妬みの結果でしかないんです。わかっています。でもさ~~~~~~~~~~~~~~~~紗夜ちゃん本当にどうかと思う……………

でもでもでもでもやっぱりこの二人の関係、どう考えても歪なんですよ。嘘だから当たり前なんですが!でも日生光は嘘の中でしか生きることができないから遠野紗夜が嘘になることを選ぶことでしかこの二人は結ばれなくて……………うーーーーーーーーーーーー…………………………………………………………………………………歪だよ……

私がどう足掻いても日生光の被害者にしかなれないように、このルートの遠野紗夜は嘘つきになることでしか彼の手を取ることができないんですよ……どうして?

 

 

 

まだ書こうと思えば書けますがとりあえずここまでにします。日生光のことばかり書いたのでこれとは別に共通初見の感想でも書こうかな。

これから日生光の言の葉を入力して発生するイベントを見て、また叫びたくなったらこの記事に追記します。

死神と少女、とても面白いです。